メッサーシュミット Me163 & Me262
第4弾の「プロジェクト“X”」作品はモノトーン・イラストで,
「うる星小説工房」のネコこたつさんにお贈りさせていただきました♪

手前の人物,ウンナンのナンチャンじゃなくて,37歳のメガネです。
後ろはクラーク・ゲーブルでも面堂のオヤジさんでもなく,やはり37歳になった終太郎その人です。
タイトルになっているMe163は左手前,Me262が右奥に見える,
ともに第2次大戦中のドイツ空軍の戦闘機です。
2機とも当時一般的だったレシプロエンジン,つまりプロペラを回して推力を得るタイプではなく,
262が双発ジェット,163が単発ロケットという,
連合軍に制空権を奪われたドイツ軍の“隠し球”的役割を果たすべく実戦投入された機体でした。

今までの私の作品からみると,いかにも唐突な感じですよね。
これ,贈り先からお判りの通り「小説工房」さんの投稿小説の挿絵として描いたものです。
実は,私,密かにこのお話大好きなんです。
詳しいことは,「小説工房」さんのお話を実際に読んでいただくとして,
大長編の連続もの,しかも“未来編”の一場面からイメージしたものです。

普段の絵のままでは,そのお話の雰囲気にそぐわないと考え,
少し劇画チックにしてみたつもりです。
ペンを入れると普段の絵になってしまうので,鉛筆&シャープペンだけで線を織り上げていきました。
全体の青味は,モノトーン・ペン画の時と同様PC処理によるもので,
モノクロ→カラー変換をして,色純度を上げた後に色相を回しています。

私,2次大戦や太平洋戦争中から現在にかけての戦闘機には,少々ウルサいところがあります。
このお話の中のメガネみたいに,
「メカ好き少年」がそのまま大人になっていったという感じでしょうか(^^;)?
とは言っても,軍用機マニアのサイトさんを訪問できるレベルじゃないですよ。
掲示板ちらりと覗いたことありましたが,
「○○と△△の区別が付かんようなヤツは帰れ!」みたいなカキコもあって,
こりゃとてもついていけんな〜と思いました(-_-;)

それと,これもお話の中のメガネと全く同じ考えなのですが,
メカとしての美しさや素晴らしさから戦闘機に惚れ込むことはできても,
それを大量殺戮と破壊の道具として使う戦争や紛争は肯定しません!
素晴らしい技術は賞賛できても,
正義の名の下に行われる国ぐるみの人殺しなんぞ認められん!ということです。
矛盾した考えだとは思いますが…

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