１２期と１３期のＴＯＰ絵は連続ＳＳ風仕立てにしてみました。
お陰様で，かなりの反響を頂戴し（笑），
「海辺の二人」との通称までいただきました(^^)
さらに嬉しいことに，絵に続くＳＳをDDさんが掲示板上にカキコくださいました♪
今回，ご本人のご承諾を得て，そのＳＳを一緒に掲載させていただきます。
絵の中は“アツかった”この夏（’０３年）の「海辺の二人」（笑）。
絵と素敵なＳＳ，一挙にお楽しみください☆
【そこに座りなさい】
作：ＤＤさん
「ふわぁ〜」
目が覚めたラムは猫のように思いっきり欠伸をすると、
ただならぬ雰囲気で傍らに正座しているあたるを見つけた。
あたるは眉間に皺を寄せて、冷や汗まで掻いている。
「ダーリン どうしたのけ？」
ラムは四つん這いのまま あたるに近づく。
たわわにゆれる胸と深い谷間があたるの目に突き刺さる。
『ぐはっ た たまらん』
あたるの困惑などお構いなしにラムはにじり寄ると
心配気なすがるような表情であたるを覗き込む。
『か かわいい』
あたるの困惑は深まるばかりである。
「あー こほん」あたるは軽く咳払いをする。
「大体 お前は一体何を考えとる。
そういう格好で無防備なまま 昼寝するとは何事だ。」
「？」
ラムは無邪気なもので一向に意に介する様子がない。
彼が、一時間も日向で修羅のごとき表情で
あたりを威嚇しまくっていたことなど全く気がついていない。
あたるは、おもわずこめかみに手をあてる。
「ラム そこにすわりなさい」
「よいしょ」
ラムが四つ這いから姿勢を変えようとすると、
あたるの目の前でラムの胸が大きく跳ねる。
『あああ 理性が吹っ飛ぶ〜』
あたるの内なる理性（そんなものがまだあったのか？）が悲鳴をあげる。
ラムの表情が急に変わり、赤らめた顔を両手で覆う。
「ダーリンの・・・・・」
『こ こいつぅ 今夜は絶対寝かしてやらん！』
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