| 諸々,徒然… 番外編 そこに“アイ”はあるんか? 実に20年以上も放置していた此方の更新です(滝汗) 拙作含めたうる星二次作品より広い範疇 日記で書くには長くなりそうなので、此方の番外編として記しておくことにしました。 某消費者金融会社のCMコピーに酷似したサブタイには目をつむってくださいww はい、もうお分かりでしょう、今回の内容。 当サイトを10年ぶりに再開した'24年頃には、一部界隈だけに限らず広く世間で話題に上るようになっていて、最近ではイラストや動画、さらに音楽二次創作方面でも作品がポンポンと繰り出されてる「AIを使った創作」に絡んだものです。 ただ、使用の是非を「ゼロか100か」で問うとかではなく、現状で使ってみてどうなのかの私感がメインになります。 少しばかり長いですが(^^;)、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 ますは、真っ当に(?)キャラ絵の画像生成を試してみて思ったことから。 ここでの話は、プロンプトだけで一気に作り出したりラフからカラー絵へ仕上げたりとかでなく、線画もしくはモノクロ絵に彩色+α的な効果を施す場合ということで。 素材には当然ながら拙作を用いるということで、未来編モノクロ絵の中でもお気に入りな「母の日のラムさんと真優香」をチョイスしました(↓)。 絵にあたるがいないことが、この後まさかのあんな結果を招こうとは、この時には知る由もなく……(意味深?)。
使った生成ツールは、“チャッピー”ではなく仕事で若干触れたことがある“双子”の方。 画像生成特化型じゃなくて汎用AIを使った理由は、後にも先にもワシ自身の使用頻度(慣れ)や時間(タイパ的な)等の都合からwww なので、これを書いている2026年7月末での画像生成AIに備わるパフォーマンスを全て量っているワケではないことはご理解ください。 で、プロンプト先頭の“役割”指定を「あなたは、うる星やつら二次創作の同人絵描きです」として、投げた元絵にいろいろな条件を追加して修正することに。 手始めに「線画はそのまま、'80年代放映時のアニメ調で彩色」と指示すると
緑色基調の髪に入った陰影やテカり、肌の陰の付け方は満足いくレベル。 真優香のシャツは、トラ縞ビキニの色遣いに準拠してますね。 この辺り、現在だとWeb上に大量に存在するまでに至った'80~'10年代のアニメやイラストのデータから学習してきただろうことが見て取れます。 真優香が手にしたカーネーションも、ちゃんと形から推論して色付けしてくれました。 ワシが苦手な背景は、青系グラデにボケの入った白玉を散らして、涼しげな雰囲気の中にも母の日らしい温もりを感じさせてくれます。 背景の効果は一切指定していなかったのに、線画のパターンを読み取った上で処理を施しているとすれば、なかなかのものです。 逆に、おやおやと思えるところもチラホラと……。 真っ先に目に付いたのは、 頼んでもいないのに鳥の羽根が1枚舞ってること。いや、この段階で雰囲気作りとかのサービスは求めてないからww 細かな減点ポイントだと、少しばかり覗いた真優香の左腕が透けてて、ラムさんの瞳に色が載っていない(大事!)。 真優香のツノが髪と同じ色になったのは、「母と娘」だと指定していなかったせい?いや、データの少なさから「真優香」の存在自体をAIが学習していないからかも。 思わず「なんでやねん!」と盛大にツッコミ入れたのが、『ママ、ありがとう♥』の言葉を指定していないにもかかわらず書き換えていたこと。 『あたる、この子育て(改行) くれてありがとう♥』 日本語が変だし、ラムさんが言ったことになってる?いや、ならそこはダーリン呼びやろ! OCR(文字部分のスキャン・認識)の機能って、出力後の修正箇所がべらぼうに多かった四半世紀前なんかと比べものにならんくらい、今は良くなってるハズだよね? なまじフォントだけは元絵通りに出してきたのも腹立ちポイント(≧△≦) “実験手順”の冒頭で書いた、「絵にあたるがいない」せいで起きたまさかの結果とは、この文字書き換えのことだったのです(-_-;) この“悪癖”、ワシの指示の出し方では結局この後も直せず終いでした……。 → 文字付出力絵を見てみようという方はこちらから(元絵と同じ大きさに縮小)。 気を取り直そうと、数ステップずつ踏みながら加工して2枚ほど出力してみました。 ラムさんの瞳・輪郭線の色合い修正と全体の画調を指定した結果をアプリに入れ、明るさ等調整して仕上げたのが次の絵です(↓)。
ほぉ…カーネーションの花が増量され、羽根サービスがさらに1枚追加されてますなww 背景の花畑や“ほわ~っ”とした柔らかな光の雰囲気は気に入りました。 今度も背景に具体的なオーダーは出していません。手前のキャラを引き立てる“いい感じ”に背景を処理する能力には、目を見張るものがありますね。 この絵が仮に「元絵なし」で他所様からのいただき物だったりしたら大感激するかも。 ただ、これが元絵のブラッシュアップという点で見ると、話は全っ然別に。 絵としての完成度は上がってても、AI的な雰囲気が強く≒拙作らしさが弱くなったと感じるところが滲んできます。 その最たるものがパッと見た瞬間にラムさんと目が合う感覚 だって、元絵ラムさんの視線は絵を見る側でなくしっかり真優香に向けてますから。 真優香の口元も、デフォルメ気味な元絵よりもリアル寄りに“修正”され、感謝の思いや抱きしめられたこと+花を喜んでくれたことへの嬉しさが薄れてる感じ(安堵感は出てますが)。 何より、真優香のフクフクしたほっぺたがツルンとしちゃったし(T_T) 語弊があるかもしれませんが、総じてまず見ている側を最初に意識した“あざとさ”みたいな雰囲気が強くなった気がするんですなぁ。 これって、「あたる一家の日常をスナップする」つもりな拙作スタイルと正反対なワケで、「う~む、なんかなぁ……」な気分が頭をもたげるのです。 (他者様作品個々のスタイルや雰囲気にケチをつける意図は微塵もありません。) この出力結果も、1枚目と全く同じ“意図せぬ文字変換”を起こしてました。 好意的に推察したら、あたるが絵の外=見る側と同じか近い位置にいて、ラムさんの意識や視線はあたるに向けられているとAIは解釈した しかし、こちら側の意図を外している事実は覆りませんし、AIにそんな肩入れをする義理もありませんしね(^-^;)、 とどのつまり、手仕上げ・アプリでデジタル仕上げ・AI仕上げのどれだろうと、自分なりの拘り処に擦り合わせる技量がそこそこは伴っていないと「思ってたんと違う」になるのは、変わらんのですよね。 逆もまた然りで、どんなに秀でたテクニックを持ち合わせてもキャラや作品への思い入れや愛情がないと、「巧いねぇ」とは言われても「素敵だね☆」の声は出ないでしょう。 今のワシの技量では、まんがやイラストに使おうとして汎用AIに出力させられるのは背景がせいぜいですわ(-▽-;) お声を頂戴できる・できないは全く別として。 「アナログかデジタルか」「AIか手動でパラメータ設定か」みたいな枠組みとは別問題。 作り方云々以前に、原作キャラ・世界観へのリスペクト+生み出す作品や世界へ向けて注ぐ作り手の気概・熱意・優しさ(一括りだと愛情?)が感じられるか (どんな仕上げでも、オリジナル設定ガン無視な陵辱系エ○二次創作は、ワシには完全解釈違い・不干渉領域^^;) ここまで書いてたら、ある諺が浮かんできました 押しキャラ・押し作品の二次創作も一種の“宗教活動”ですから、戒めの言葉にピッタリww ちなみに、先の2枚をアプリ使って(悪魔合体ほどではなくても)無理矢理に合成+色追加を若干施してみたものがこちらになります(↓)。
ワシ的には元絵で魂を込め終わってたので、実験絵の修正に根気を保たせるのは無理でした(ちゅど~ん)。 今回の“実験”から、二次創作にキャラへの愛情や作り手の想いを思惑通りに反映するって、仕上げ方法や完成度とは別に 作品のAI作成に因んだ話、ちょっとばかり視点を変えて締めにしたいと思います。 二次元・ナマモノの別なく、動画でもAIがキャラ生成した作品を目にするのが日常茶飯事になりました。 アニメ・コミック、ゲームなどのプロ制作現場で、AI制作は浸透していくのでしょうか? 現状・現実はどうなんよと気になって探したら、こんな記事を見つけました。 マスメディアからだと、
制作に実際使用したパーソナルな立場からは、
作画にバラつきを出さないなど、作品のクオリティを下げないことは大前提として (''80年代半ばあたりまでは、作監ごと変わるキャラ造作が“味”とも言われましたが^^;) 上で紹介した作品を見る限り、1カットごとの絵は今日的に整っていると思います。 (拙作のコマ毎に安定しない絵とは大違い…^_^;) ただ、テンポというか間というか、動き方に若干違和感がするのは気のせい? あと「演出=コンテの切り方」に相当する部分も今一つ二つ……? 表現の幅を広げるというプラス目的なら個人的にはウェルカム側ですけど、画像生成特化型かつ有料契約で使っても学習データが外に送られちゃうんですかね? 予算の都合とか時間短縮とかに留まらずクリエイターの人員不足解消のためなど諸般=大人の事情絡みで、通常フローの随所でAIを使う日が直近に来るかもしれません。 アニメならキャラデや原画、美術設定は人の手で、動画や仕上げ、背景、効果などAIが担うように……て感じでしょうか? 演出までとなるとワシの想像能力圏内を突破してしまいます。 ただし、動画や仕上げ、背景、全部AIに任せちゃうと、後々の現場で原画や美術設定を担当できるクリエイターさんが育たないというジレンマも抱えることになりますが……。 10年後 文字通り日進月歩(勢い的にはそれ以上?)で進化する生成AI。 何某かの形で現場に取り入れられ、利用頻度は大いに高まっているのでしょうか。 かつてセル画にアクリル絵の具を塗って物理的に行われていた仕上げが、今ではPCデータを扱う作業に置き換わったように。 また、メカやロボの描写に導入されたCGが、今は至極当たり前に使われているように。 (それでも、上2つともパラメータを設定・調整しているのは、まだ“人の手”ですが。) こうなってくると、作り手・受け手双方にこれまでとは違う“愛の質や深さ”が求められる・試されることになりそうです。 それとも、絵という物理的出力のハードルが結構高くて確実に進む人手不足に追い着かず、さらに海外発注に頼るようになるでしょうか。 深刻化が叫ばれている路線バスやトラック輸送のドライバー不足が、現在の自動運転化技術では未だカバーできていないように。 いずれにせよ、多様な“素敵世界”を創造できる「人の手の力」が国内で衰退しないかという危惧は拭えません。 それはそれとして、「なんかワクワクすっぞ☆」とも感じてる自分がいるのも事実です。 願わくば、「クール・ジャパン」のネクストステージも、国内外問わず大勢の人たちが夢やパワーを生み出せるものでありますように。 |
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