八宝斎,友引町に現る
モロに,あたるの役どころを八宝斎が担った作品。
KAC機関誌には,先の3連作の後で投稿し‘98年3月号に掲載されました。
でも,描いた順序は実はこちらの方が先で,‘97年の初秋に仕上げています。

大の女好きという点を始め,あたると八宝斎は
共通項を持っているとかいう以上に,似ているところがありますね。
るーみっくに精通された方の論では,
八宝斎は「あたる=うる星」を表す「記号」として,高橋先生がらんまに登場させたとのこと。
この上なく手に負えない「元気煩悩じいさん」なわけですが,
私は,どことなく憎めないものを感じています。

この作品を仕上げた頃は,頭の隅にも考えることはなかったのですが,
八宝斎のような「煩悩全開」キャラは,
いろんな事情から,もう生まれることはないんじゃないかと思います。
それは,るーみっくに限らず,すべての一般向け(特に少年向け)の
まんが&アニメにおいて当てはまると考えているんですが…。
詳しくは「諸々,徒然…」で記します。

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